投資歴10年の僕が考えるVALUと株式投資の違い
今日も、元気にこうちゃむです。
本日はネットで話題になっているVALUというサービスについて語りたいと思います。
VALUはざっくりいうと「個人の名前を商品化できる」というサービスです。
VALUのてきとうな説明
個人の商品化は以下の流れで行うようです。
- こうちゃむが上場すると、SNSでの有名度で「時価総額3000円」とかが決まる。
- 「時価総額3000円」をVALUに証券化する。
- 時価総額 = VALU × VA(VALUの数量)になるように設定する。
- ex : 3000円 = 300VALU × 10VA みたいなものです。
- 市場に売り出す。
詳しくは公式サイトを見てください。
Googleで「VALU」で検索すると、2ページ目に公式サイトが出てくるのは、SEO的にもっとがんばってほしいです。
VALUというサービスへの視線
僕はこのサービスに関しては、「へー」という立ち位置です。「個人を売買できたら、面白いなー」という妄想を、ソースに落とし込んで、サービスとして作り上げた。
ビットコインを利用して、法律のセーフティーゾーンに落とし込んだ。
有名人は上場することで、金儲けが可能。そのため彼らが宣伝塔になってくれる。
このあたりの手腕は見事かなと思います。
ただ「お湯を注いだら、3分でカップ麺ができあがる」よりも難易度が高いので、普及するのかは未知数だと思います。
VALUというサービスのリスクと上場株式投資の違い
ここで比較する対象は、あくまでも上場している株式への投資です。
未公開株やFX(通貨取引)とは違います。
またリスクは「不確定要素」の意味で用いており、「危険」という意味では使っていないので、その認識でお願いします。
取引ができないリスク
ざっくり言ってしまうと、「株式会社VALUがつぶれないの?」ということです。「株式会社VALU」は未上場の会社であり、ベンチャー企業です。
また事業内容に「システム開発」「イベントの企画」というものがあります。
VALUというサービスが順調に発展しても、他のビジネスでミスった場合、VALUというサービスが消滅する可能性があります。
上場株式の場合は、東証等の証券市場と、ほふり(保管振替機構)と呼ばれる組織が決済を管理しております。
彼らは法律でがんじがらめになっているので、他のビジネスには手を出せません。
この点は証券と違い、大きなリスクとなるでしょう。
VALUの下落要因
VALUはあくまでも個人を応援するものであり、投資商品ではありません。
結果的に値段が上下するために、投機的な要素が含まれてきます。
そのためVALUは以下のようなリスクが考えられます。
- Aさんが死亡するリスク
- Aさんが上場をやめるリスク
- Aさんが金を集めて、にげるリスク
- Aさんが優待をやめることで、VALUの価値を下げるリスク
- Aさんが犯罪等で、価値を落とすリスク
上の内容をまとめると、「Aさんという個人の行動にVALUの価値が依存すること」ではないでしょうか。
上場会社の場合は、四半期ごとの決算や来年度の予想を報告する義務があります。
監査法人によるチェックを受ける必要もあり、誰かの脳内で決まったことが、すぐに株価には影響を与えません。
しかし、VALUでは個人に資金を与えるために、個人の裁量権が大きいです。
これは上場株式にはないリスクでしょう。
仮想通貨取引による為替リスク
VALUというサービスが発展していくためには、ビットコインの安定が必要です。もしビットコインが暴落したら、投資先の個人が素晴らしい人だとしても、資産が下がるリスクがあります。
- ビットコインが暴落。
- VALUも円換算で下がる。
- やばい!逃げなきゃ!
- VALUも暴落。
- ビットコインも下がる。
逆ももちろんあります。
つまりVALUで誰かに投資を行うというのは、ビットコインが購入価格以下の値段にならないことを前提に置かないといけないのです。
まとめに代えて。VALUとは何者なのか
VALUを投資先として考えて、購入するのはやめたほうがいいでしょう。
為替変動リスクと、投資先の不透明さが大きなリスクとなり、リターンを計算できなくさせています。
もしほかの人に投資したい場合は、自らを上場させてVALUをゲットして、その金額で投資するべきです。
現金を入れる場合は、投機だと割り切りましょう。
秒速で億を稼いだあのかたが上場したら、ちょっと買ってみたいです。
以上、こうちゃむでした。